Marvel’s スパイダーマン2
プラットフォーム | PS5 |
メーカー | ソニー・インタラクティブエンタテインメント |
出版 | MARVEL |
プレイヤー | 一人用(マルチ無し) |
ジャンル | アクション |
総合評価 | |
大まかな感想 | 「マイルズモラレス」の時点でもうアクションは完成しているように感じていましたが、それをちゃんと超えてくれました。前作までで「何となく欲しかった動き」がそのまま追加された感じです。そして今作からのダブル主人公という点も大成功と言えると思います。ピーター、マイルズ共に、各々操作する別の楽しさがあるのが良かったです。二人のストーリーも上手く絡み合っていると思います。「満足できる正統派な続編」と言えるでしょう。 |
「2」となっていますが、前前作『Marvel’s Spider-Man(発売日:2018年9月7日)』と前作『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales(発売日:2020年11月12日)』の続きになっています。
「この作品を完璧に楽しみたい!」と思っている方は、まず上記に作品をプレイする必要があるでしょう。なんとなく雰囲気でわかるので絶対プレイしなくてはいけないわけではないですが、一応やっている方が楽しめるのも事実です。詳しくは下記項目で解説します。
何よりピーターパーカー大幅強化が嬉しいですね!前作をプレイしていて「やっぱりスパイダーマンならピーターも動かしたいな、けどもうマイルズの性能には勝てないだろう…」みたいに思っていましたが、もはやそれも制作者側の思惑通りだったかもしれません。
期待通りの「シンビオート化」が使えて最高でした。今作の目玉ですね。地味にスイングにも影響があるのが嬉しかったです。
他にもいろいろとあるのですが、言い出したらキリだ無いので、この記事ではなるべく、「今作ならでは」な要素を書いていこうと思います。
「2」だけではない、「Marvel’s スパイダーマン」自体の面白さ的な話は下記でしているので、併せて読んでみてください。
やはり移動が最高
前作でも最高に気分のいい移動アクション「スイング」ですが、今作はさらに気分が良くなる出来上がりでした。
よりスタイリッシュになるアクションが増えています。いろいろあって細かく説明するとかなり長くなってしまうので、私がプレイした動画を貼っておきます。
なるべくいろいろなアクションが混ぜるようにプレイしています。腕前は気にしないで見て欲しいです。最後はトリック決めすぎて見事に着地失敗してます(笑)
結構スピーディーじゃないですか?前作と違って建物を利用してほぼ直角にスイングできるようになってかなり変わりました。
一回転して加速したり、壁の無いところは飛べたりと、「何もできない状態」が無いです。常にやれることがあり、無駄な時間がなくさらにスタイリッシュな移動ができるようになっています。
もう完成形じゃないですかね?これ以上できることが増えても操作追いつけないし覚えるのも大変なので、次回作からはもうこのままでもいいと思えます。それほどの出来です。
シンビオート化
思ってたよりクオリティ高くてビックリしました。正直自分でプレイするとトレーラーよりかっこいい出来になってましたね。
この荒々しい感じの戦闘をずっと楽しみにしていたんですよ!!
この動画の途中でも使っているのですが、ただヴェノムアクションが使えるのではなく、必殺技みたいなノリでさらにシンビオート化できます。
これを使うともっと全体的にヴェノム感が強い動きになります。さらにアクションは荒々しく、強い攻撃がガンガンできます。
ただシンビオート化が進むピーターの違和感が凄かったです(笑)
なんだろうな…普段優しい人が闇落ちするギャップがいいはずなんですが、なんか違和感の方が強かったんですよね(笑)
「無理やり悪ぶって悪い口調にしている感」的なのがありました。「闇落ち」というより「悪ぶってる感」の方が強かったです。
これは演技だったり、日本語翻訳の影響だったり色々と理由はあると思いますが、私的にはそこそこ残念でした。イキリピーターには結構期待していたので(笑)もうちょっと細かく台詞回しや言動を練って欲しかったです。
- シンビオート化のアクションがとてもよかった
- シンビオート化が進むピーターは少し残念な出来具合だった
前作はプレイした方がいいのか
上記でも軽く触れましたが、理想を言えば前作両方ともプレイしていることです。
ストーリーがある部分は必ず前作キャラが出てきます。前作プレイ済みの人からしたら「あのキャラのあの後」が知れつつ、共闘なんかもできて嬉しい要素なのですが、話を知らないと流れのままに手伝う感じになります。
まぁ流れでなんとなく理解もできるので、知らなくてプレイ自体に支障はありませんが、正直言って没入感には影響すると思います。
なので、私個人的の意見を言わせてもらえば、最低でも前作か前前作のどちらか一つは絶対にプレイしておいた方がいいです。
特に前作の「マイルズモラレス」はプレイしていた方がいいです。自分を取り巻くキャラ達がマイルズ寄りです。というか前前作のキャラは何となくでいけますが、マイルズモラレスに出てきたキャラや設定が分からないと、「お前誰?」「こいつらどんな関係?」と不要なところが気になるかもしれません。
初代もリマスター版が出て、どちらも「PS5」で遊ぶことができます。せっかくなので前作からプレイしていきましょう。このゲームは操作が慣れれば慣れるほど面白くなります。アクションを高いレベルで楽しめるようになると最高に気分がいいです。
PS5リマスター↑
気になった新アクション
スリングショットランチャーで高速スタート
今回もアクションやら移動面やらでアクションが増えています!その中でも私がよく使っていたのが「スリングショットランチャー」という技です。
糸を張って自分を思いっきり吹っ飛ばすアクションです。最初から加速できるので、従来のように高低差を使った加速なども必要ありません。
この技が気分良すぎて、あの便利過ぎるファストトラベルをさほど使いませんでした(笑)
めちゃくちゃ気分よくないですか!?徐々にではなく、最初からトップスピードに近いので、他の技に繋げてさらにスタイリッシュに移動することが可能です。
何がいいってこの技どこでも使えます。この動画を見るに建物が無いといけなさそうに見えますが、使ったら無理やりにでもいろいろなところに糸を張ってくれます。
次の目的地が遠くて長距離移動が決まっている時は使うようにしましょう。
ウェブラインでスニーキング
上の動画でも使っているのですが、こちらも今作の新アクションの「ウェブライン」です。
どこにでも移動できる糸をはれるというどう考えても便利過ぎる技です。
これで大量にいる敵を1人ずつ捕まえていくのが本当に気分よくて癖になります。前作までは足場と敵の位置を計算するのがもどかしい事が多かったです。
そこでこの新アクションです。ユーザーの求めている物をわかっていますね…
プレイの自由度もかなり上がります。「こう攻めたいな」「こんな風に攻略したいな」「こうやるとスパイダーマンっぽいな」って考えながらプレイできて最高でした。
何か実験したい時、写真を撮りたい時、景色が見たい時、ビルとビルの間を糸塗れにしたい時などなど、無限に遊べるアクションです。
ゲームのシステムを崩さないで、このアクションをここまで自由に使えるようにするにはかなり苦労したであろうことが容易に想像できます。
「本当によく実装できたなぁ…」って関心してしまいます。
もはや操作できる映画
まず、どのムービーシーンを見ても迫力あるしカッコいいしでかなりクオリティが高いです。
もちろん今作もムービー中にコスチュームが反映されます。上記↑も私が選択したコスチュームのムービーシーンです。
※注意 一切ネタバレされたくない方は下記の動画を再生しないでください。
凄いかっこいいですよね。完全に映画です。これにプレイが挟まるから没入感が増して堪らないんですよね。
最近は「ムービーばっかでプレイできない!」なんて声も多く、今作でも多少言われているところもあるようですが、私は全然いいアンバイだと思いました。
カッコいいバトルアクション
戦闘アクションの話しも長くなってしまうので、ぱっとピーターとマイルズのフィニッシュアクションを紹介です。どっちのアクションも特徴があってカッコいいんですよね~
ピーター
マイルズ
戦闘については前作記事で話しているので、気になる方は下記を見て頂ければ!
グラフィック凄くてフリーカメラが楽しい
これ全部ムービーシーンじゃありません!!操作画面です!!!
私が撮ったフリーカメラです!!凄くないですか!!??
めちゃくちゃ迫力ありますよね。普通に操作して画面止めて撮っています。口の中が凄い事になってます!こんな気持ち悪いもので感動したの初めてです。
糸の引き具合とか作り込まれ過ぎてドン引きです!本当にキャラデザ・クリエイトに時間をかけたんだろうな、って思いました。
どのシーンを撮っても映画のようです。心からこういった細かい作り込みを評価して欲しいと感じます。本当に素晴らしいゲームです。
ボリュームについて
個人的な感想ですが、「思っていたよりはボリュームがある」って感じました。まぁ私の場合は「クオリティ高いだろうから、さすがにボリュームは無いだろうな…」ってある程度の覚悟をしていたからかもしれませんが、やっていると「お、まだ続けれるのか…!」ってなりました。
クオリティ高いゲームってプレイしていると、「え?終わり…?」ってなることが割とあるので(笑)そんな目にあっているせいで私が意識しすぎていたのかもしれません。
その点この作品は、お金のかかっているしっかりとしたムービーシーンのおかげで展開が把握しやすいです。確実に終わるタイミングではちゃんと把握できました。
ボリュームの点を言うのであれば、サブクエのクオリティが高いのも重要です。
サブクエもメインと同じレベルのムービーやら戦闘やらがあるので、序盤はメインしているかサブしているかわからずごっちゃになりました。
個人的に、真っすぐにメインだけを進めず、サブクエも平行して進めるのが一番楽しめます。私がボリュームの無さを感じなかったのもこの方法で進めたからかもしれません。
- 思っていたよりはボリュームがあった
- サブクエのクオリティがメインレベル
- サブクエも並行して進めるのがオススメ
次回作の懸念点
新要素について
上記でも軽く触れましたが、これ以上新要素やアクションが増えても覚えるのが大変だと思います。いまでもガジェットから操作まで結構忙しいです。
なので、次回作はアクションよりもボリューム面を増して欲しいです。ストーリーだったり、やることだったり、敵が多かったりすると嬉しいです。
ピーターが使えないかも
プレイすればわかるのですが、次回作はピーターパーカーが使用キャラにならない可能性が僅かにあります。僅かですが!
なんやかんや登場で胸熱展開もあるかもしれませんが、それはそれでありですね。
「続編ストーリー重視」ってなる可能性もあるかもしれません。それでも全然かまわないですけどね。
次回作が無く追加DLCで終わるかも
私の中でこれが結構あり得るような気がします。続編がソフトで出るのではなく、「追加DLCで完結」ってなるかもしれません。
でも真面目に考えてそれが一番正しい感じはしますね(笑)これで完成していますし、新しいソフトを出すほどにまだ要素が残っているとも思えないし、DLCで足すのが凄くちょうどいい気がします。
それでも私は時間かけてもいいので、がっつり新作ソフトを出して欲しいですね。
「スパイダーマン」ってコンテンツは無限に続いていますし、なんやかんやでゲームも期待され続けると思います。頑張ってこれからも出して欲しいところです。
PS5を持っていない方は
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スパイダーマンでなくても、
「プレイしたいソフトがあるけど、これだけの為にPS5を買うのはな~」
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